デジタル人材の類型化及び確保・育成に関する研究会
1.調査研究の趣旨
本調査研究では、DX(デジタルトランスフォーメーション)実施の担い手として注目を集めるデジタル人材に必要な知識・経験を類型化し、都市自治体にとって真に必要なデジタル人材について検討する。
都市自治体のデジタル人材確保・育成に目を向けてみると、職員一般を対象とするデジタルリテラシー研修に加えて、デジタル化・デジタルトランスフォーメーションに関して素養のある事務職員の専門化・スペシャリスト化が図られている。また、「デジタル・情報・ICT」の区分で社会人経験者を採用し、即戦力となる外部人材を獲得している都市自治体も存在する。しかしながら、どのような知識・経験を持ったデジタル人材を採用すべきかだけでなく、採用したデジタル人材をどのように庁内で育成・活用すべきかが定まっていない都市自治体も多い。
そこで、本調査研究では、①庁内で職員一般をデジタル人材へと育成・活用する内在型、②外部からデジタル人材を獲得・活用する外在型に分類し、都市自治体が必要としているデジタル人材のタイプ・能力を類型化していく。また、都市自治体が不足するデジタル人材の確保・育成にどのように取り組んでいくべきかを展望する。
2.調査研究の概要
7名の学識経験者及び都市自治体職員からなる「デジタル人材の類型化及び確保・育成に関する研究会」(座長 大杉 覚 東京都立大学法学部教授。以下「研究会」という。)を設置し、調査研究を進めることとした。研究会では、以下の検討事項について調査を行うこととしている。
<主な検討事項(予定)>
①都市自治体が求めるデジタル人材の類型化
②デジタル人材の確保方法
③デジタル人材の育成方法
3.研究成果の公表
本調査研究の成果をまとめ、2025年3月に報告書を刊行する予定である。
4.テーマに関する先行研究
<関連する過去の調査研究>
都市自治体における人工知能の利活用に関する研究会(2018年度)
人材確保と連携に関する研究会(2019年度)
デジタル社会における都市経営と都市政策に関する研究会(2022~2023年度)
5.研究会委員名簿
座長 | 大杉 覚 | 東京都立大学法学部 教授 |
委員 | 稲継 裕昭 | 早稲田大学政治経済学術院 教授 |
〃 | 木野 泰伸 | 筑波大学ビジネスサイエンス系 准教授 |
〃 | 松岡 清志 | 静岡県立大学経営情報学部 講師 |
〃 | 家中 賢作 | つくば市政策イノベーション部情報政策課 課長補佐 |
〃 | 壇 耕平 | 福岡市総務企画局DX戦略部DX戦略課DX戦略 係長 |
専門委員 | 中川 豪 | 沖縄国際大学法学部地域行政学科 講師 |
研究会開催状況
回 | 開催日 | 議事次第・配布資料 | 議事概要 |
---|---|---|---|
第8回 | 2024年9月3日 10:00~12:00 |
議事次第 論点メモ(案) |
議事概要 |
第7回 | 2024年7月11日 10:00~12:00 |
議事次第 |
議事概要 |
第6回 | 2024年5月15日 10:00~12:00 |
議事次第 |
議事概要 |
第5回 | 2024年3月22日 10:00~12:00 |
議事次第 論点メモ(案) |
議事概要 |
第4回 | 2023年12月14日 10:00~12:00 |
議事次第 佐藤氏(都城市)話題提供資料 |
議事概要 |
第3回 | 2023年9月19日 13:30~15:30 |
議事次第 松岡委員 話題提供資料 木野委員 話題提供資料 |
議事概要 |
第2回 | 2023年8月1日 10:00~12:00 |
議事次第 家中委員 話題提供資料 壇委員 話題提供資料 |
議事概要 |
第1回 | 2023年5月18日 13:30~15:30 |
議事次第 構成員名簿 事務局資料 論点メモ(案) |
議事概要 |