都市の産業振興と人材育成-第18回都市経営セミナー-
都市の産業振興と人材育成-第18回都市経営セミナー-
A5判 79p
定価550円(本体価格500円+税10%)
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近年、日本国内の産業で、特に製造業について「空洞化」が指摘されている。規模の大小を問わず経営の見直しを進めている企業も多く、全国で工場の閉鎖も相次いでいる。就業者についても、全就業者に占める製造業の割合の低下は他産業と比べても大きく、後継者不足の問題から、技能・知識の習得が困難になっているとされている。
こうした状況を受け、日本の産業には国内・国外の市場で競争力を持つ付加価値の高い商品(製品、アイデアなど)が求められている。そのためには、製造業はもとより、どの産業においても、創造的な産業の育成、様々な技能・知識の習得をつうじた人材の育成、個人や小規模な単位での起業をつうじた革新的な分野に対する積極的な参入など、これまでより多様なアプローチが必要となると思われる。
これまで、産業を担う人材の育成や起業支援の政策については、国や都道府県が中心となっていた。今後、多様なアプローチを行うためには、都市自治体が主体となって取り組んでいく必要がある。
区長、地方議員及び自治体職員を対象に「都市経営セミナー」を毎年開催している。第18回となる今回は、都市自治体と産業政策の現状と課題、対応策について議論を深めるため「都市の産業振興と人材育成」をテーマに、基調講演、事例報告及びパネルディスカッションを行った。当日は、市長、市議会議員、自治体職員等のご参加があり、講演等に熱心に耳を傾けていただいた。このブックレットは、第18回都市経営セミナーの様子をまとめたものである。このブックレットが全国の自治体関係者をはじめ、広く関係各位に活用されることを期待している。
基調講演
これからの自治体産業政策-政策づくりのインプリケーション-
(文教大学経営学部経営学科教授 梅村 仁)
事例報告1
ものづくり継続のための「ひとづくり」
(墨田区長 山本 亨)
事例報告2
小径木広葉樹の活用による循環型森づくりと新たな経済循環の創出を目指して
(飛騨市長 都竹 淳也)
パネルディスカッション
1.パネル報告 起業支援と産業人材育成の動向-自治体に求められる視点・手法・機能-
(高知大学地域協働学部講師 須藤 順)
2.パネルディスカッション
■コーディネーター
文教大学経営学部経営学科教授 梅村 仁
■パネリスト
墨田区長 山本 亨
飛騨市長 都竹 淳也
高知大学地域協働学部講師 須藤 順
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