報告書

PPPによる自治体経営-指定管理者、PFIなどにみる公共サービスの民間開放-(ブックレット14)

PPPによる自治体経営-指定管理者、PFIなどにみる公共サービスの民間開放-(ブックレット14)


A5判 93p

完売いたしました

人口減少社会の到来、市場経済のグローバル化の進展など、今日、わが国の都市自治体をとりまく環境は変化しつつある。その環境の変化に対応するために、従来型の市役所主導による運営から、積極的に地域住民や民間企業などを巻き込んだ自治体経営へと変貌しつつある。

その具体的な動きの一つとして、「公共サービスの民間開放」がある。それは指定管理者制度、PFI(Private Finance Initiative)などの手法である。それらにより自治体経営は進化されつつある。この動きは一過性のものではなく、永続的なものであり、今後、ますます強くなっていくと考えられる。

このブックレットは、(財)日本都市センターが平成17年8月5日に、「行政経営と指定管理者制度」をテーマに、全国の都市自治体関係者を対象にして実施した都市政策セミナー(第2回都市政策研究交流会)をとりまとめたものである。

ブックレットは3部により構成されている。まず、第1部は基調講演として「PPPと政策能力の判断」とのテーマで掲載している。次に第2部は事例報告であり、北九州市、上越市、横須賀市の発表をまとめている。この第1部と第2部は講演録との位置づけである。そして、第3部は、「自治体PFIの現状と課題について」というテーマで寄稿論文を掲載している。

このブックレットが、都市自治体が公共サービスの民間開放を進めるうえで、一つのヒントを提供できれば、幸いである。

基調講演をいただいた宮脇淳・北海道大学公共政策大学院院長、事例報告および論文をよせていただいた方々に改めてお礼を申し上げる。あわせて、本書が全国の都市自治体関係者はもとより、広く関係各位にも活用されることを期待する。

第1部 基調講演

「PPPと政策能力の維新」
北海道大学公共政策大学院院長・教授  宮脇 淳

第2部 事例報告

1.「北九州市における指定管理者制度について」
(株)井筒屋小倉物語推進部  井上 隆
2.「上越市における指定管理者制度について」
上越市行革推進課施設経営改善係  中澤 雅人
3.「横須賀市におけるFM(ファシリティーマネジメント)導入の考え方」
横須賀市都市政策研究所  上之段 功

第3部 寄稿論文

「自治体PFIの現状と課題について」
(財)地域総合整備財団開発部開発課・調査部調査課長  西浦 浩一

 

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