報告書

人口減少時代のまちづくりと地域公共交通の再構築-第17回都市経営セミナー-

人口減少時代のまちづくりと地域公共交通の再構築-第17回都市経営セミナー-

A5判 78p

定価550円(本体価格500円+税10%)

 

amazonでの購入はこちらから    PDFのダウンロードはこちらから

 

近年、地域公共交通を取り巻く状況が厳しさを増している。モータリゼーションの進行等により、利用者数の減少と交通事業者の経営悪化が深刻化した結果、公共交通ネットワークの縮小と交通空白地域の広がりは大きな社会問題となっている。

さらに、わが国では今後、急速に人口減少が進むことが予測されており、経済成長期の人口増加・人口移動によって拡大した社会環境を、持続可能なものへと再構築していくことが不可欠となっている。モータリゼーションの進行等交通環境の変化に合わせて都市の形が変化していることから、まちづくりと地域公共交通は不可分の関係にある。

こうした中、都市自治体においては、コミュニティバスやデマンド型交通等の導入や交通事業者への財政支援等、交通弱者の支援や公共交通の活性化・再生に取り組んできた。一方で、LRT・BRT 等の導入や交通ネットワークの再編に向けた取り組みも増加している。さらに、従来の地域公共交通政策を深化させるとともに、まちづくりと一体となった地域公共交通政策を推進していくことが喫緊の課題となっている。

(公財)日本都市センターでは、「人口減少時代のまちづくりと地域公共交通の再構築」をテーマに、全国の市区長、地方議員及び都市自治体関係者を対象として、平成27年8月6日に第17回都市経営セミナーを開催した。都市経営セミナーでは、学識者による基調講演、自治体からの事例報告及びパネルディスカッションを行い、参加者からも大変好評をいただいたところである。このブックレットは、上記の都市経営セミナーの内容をまとめたものである。このブックレットが全国の自治体関係者をはじめ、広く関係各位に活用されることを期待している。

 

基調講演

人口減少時代のまちづくりと地域公共交通

(早稲田大学創造理工学部社会環境工学科教授 森本 章倫)

 

事例報告1

コンパクトシティ戦略による富山型都市経営の構築~公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり

(富山市長 森 雅志)

 

事例報告2

富士宮市の公共交通

(富士宮市副市長 芦澤 英治)

 

パネルディスカッション

人口減少時代のまちづくりと地域公共交通の再構築

1.パネリスト報告 地域公共交通を支えるための関係主体の役割とその背景

(流通経済大学経済学部准教授 板谷 和也)

2.パネリスト報告 地域公共交通について(バス事業と広域連携)

(一橋大学大学院法学研究科教授 木村 俊介)

3.パネルディスカッション

■コーディネーター

早稲田大学創造理工学部社会環境工学科教授 森本 章倫

■パネリスト

富山市長 森 雅志

富士宮市副市長 芦澤 英治

流通経済大学経済学部准教授 板谷 和也

一橋大学大学院法学研究科教授 木村 俊介

 

前のページに戻る
ページTOP