地域コミュニティ、都市内分権

住民に身近な公共的サービスを、住民により近い組織において、住民の参加と協働のもとで展開する都市内分権や、地域の担い手としての地域コミュニティが注目を集めているが、多くの地域で地域コミュニティの維持が課題となっている。そうしたなか、自治会・町内会などの地縁型住民自治組織とNPOなどのテーマ型市民活動組織との連携や、多様な主体から構成される協議会型住民自治組織の設置、地域で活動する団体・個人を制度の枠内に位置づけることなどにより、地域の課題解決を図ることが模索されている。
日本都市センターでは、2000年度に住民自治の基盤として位置付けられる自治的コミュニティの形成の動きと都市内分権等の潮流を繋げるものとして「近隣政府」に着目して調査研究を開始して以来、現在に至るまで継続的に地域コミュニティや都市内分権の動きについて研究を実施している。

報告書

コミュニティの人材確保と育成―協働を通じた持続可能な地域社会― 2020年3月
都市自治体における市民参加と合意形成―道路交通・まちづくり・コミュニティ― 2017年3月
都市内分権の未来を創る―全国市区アンケート・事例調査を踏まえた多角的考察― 2016年3月
都市自治体とコミュニティの協働による地域運営をめざして―協議会型住民自治組織による地域づくり― 2015年3月
ドイツにおける都市経営の実践―市民活動・都市内分権・都市圏経営の諸相― 2015年3月
地域コミュニティと行政の新しい関係づくり―全国812都市自治体へのアンケート調査結果と取組事例から― 2014年3月

論文

シリーズ:新たな公共私の連携―地域の発意に基づくソーシャル・ビジネス― 都市とガバナンス第34号 2020年9月
住民-都市自治体関係の変化 『人口減少時代の都市行政機構』 2020年3月
テーマ:地方分権の理念とこれから 都市とガバナンス第32号 2019年9月

講演録

住民参加と合意形成を踏まえた道路交通施策の実現(第21回都市政策研究交流会) 2019年3月

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